団地の未来プロジェクト 建築アイデアコンペティション テーマ 集まって住む未来

TALKING

日本を代表する建築家として国際的に活躍する隈研吾氏が、企業や団体のブランド戦略におけるトータルプロデューサーとして優れた実績を挙げ続ける佐藤可士和氏を誘い、ふたりのシナジーによって始まった「団地の未来プロジェクト」。これからの新しい住まい方、開かれたまちづくりを実現していくプロセスを、ふたりを中心にした楽しい会話や裏話を通じて伝えていきます。

  • vol.1 ロゴマークがプロジェクトを可視化する
  • vol.2 団地の未来プロジェクト始動
  • vol.3 隈と可士和が本気になった
  • vol.4 都市再生の「概念」に対する報酬とは?
  • vol.5 ラフだからこそ伝わる、ラフだからこそ手抜きしない
  • vol.6 高齢者が独りでも充足し、楽しく思えることこそ「未来形」
  • vol.7 「住む」というテーマには、すべての人が関われる
  • vol.8 防災は、団地の未来へのアクティビティ
  • vol.9 防災情報をシェアする時代
  • vol.10 コミュニティの立ち上げ方って?

PROJECT

エリアのリニューアルプロジェクトエリアのリニューアルプロジェクト

中央団地の広場改修
中央団地の広場改修 約2,000m²

コンセプト

高度成長期の日本を代表する住宅公団(現UR)による洋光台団地(1970)の再生プロジェクト。
公共空間と住戸だけで構成された、20世紀型の団地に公でも私でもない「第3の空間」を付加することで、
20世紀のライフスタイルに適合した、「やわらかなヴィレッジ」へ変身させることを試みた。
具体的なプログラムにおいては、「かたい広場」にSOHO、NPO、福祉施設などの中間的機能を挿入し、
形態的には、コンクリートで作られていた「重たい広場」「かたい広場」に、日本の伝統的ヴォキャブラリーである「庇」という中間領域を挿入する。
この庇によって作られる「縁側空間」のまわりに、商業とも住宅とも異なる「第3の機能」が集積することで、
「村」にふさわしいやわらかさ、あたたかさが導入される。

住棟のリニューアルプロジェクト住棟のリニューアルプロジェクト

外壁リニューアル
外壁リニューアル

外壁リニューアル

様々な色彩に溢れた従来の洋光台のイメージを、自然の“木の葉”が持っているようなグラデーションを用い、やわらかな色調でリニューアルすることで、“やわらかなヴィレッジ”にふさわしい統一感のある色彩を目指した。具体的には、露出していた室外機置き場をアルミ製の“木の葉パネル”で覆うことで、室外機のようなマイナスと思われていた要素をポジティブな要素へと反転した。広場の舗装や、屋外家具にもこの色調を用いて展開する予定。

外壁リニューアル前
外壁リニューアル前

展開予定展開予定

  • 展開予定イメージ
  • 展開予定イメージ
  • 展開予定イメージ
  • 展開予定イメージ

住棟やエリアごとのリニューアルを進める先には、地域全体の活性化や人々の新しい住まい方づくりにつながるさまざまなアイデアを、具体的に実践していくことが大切になってきます。「集住(集まって住むこと)」のメリットを最大化し、団地へのこれまでのイメージを刷新する新しいアイデアを、次々に展開していきます。

  • 北集会所のアイデアコンペ 団地の未来のアイコンとなるような集会所改修アイデアコンペを実施。北集会所のアイデアコンペ 団地の未来のアイコンとなるような集会所改修アイデアコンペを実施。
  • 防災の新しいカタチ 団地ならではの空間を活かす防災をハード、ソフト両面から考えます。防災の新しいカタチ 団地ならではの空間を活かす防災をハード、ソフト両面から考えます。
  • 商業空間の活性化 キーワードは「商店」。地域コミュニティの新たな拠点を創造します。商業空間の活性化 キーワードは「商店」。地域コミュニティの新たな拠点を創造します。
  • CCラボの拡充 人々のアイデアの場を広げ、地域の活力をさらに生かしていきます。CCラボの拡充 人々のアイデアの場を広げ、地域の活力をさらに生かしていきます。
  • コラボレーション 企業や人物など様々な才能と共同し、今までになかったアイデアを。コラボレーション 企業や人物など様々な才能と共同し、今までになかったアイデアを。
  • フィルムコミッション 映画やドラマ等のロケ撮影を誘致、認知向上や話題化を図ります。フィルムコミッション 映画やドラマ等のロケ撮影を誘致、認知向上や話題化を図ります。
  • 図書館 知育や世代交流のコミュニティスペースとして独自のライブラリーを。カーシェア 電気自動車のシェアリングなど、スマートなライフスタイルを支援します。
  • カーシェア 電気自動車のシェアリングなど、スマートなライフスタイルを支援します。カーシェア 電気自動車のシェアリングなど、スマートなライフスタイルを支援します。

MEMBER

隈 研吾  Kengo Kuma ディレクターアーキテクト / 建築家

隈 研吾  Kengo Kuma ディレクターアーキテクト / 建築家

隈 研吾隈 研吾

隈 研吾  Kengo Kuma ディレクターアーキテクト / 建築家

東京大学建築学科大学院修了。2009年より東京大学大学院教授。1997年「森舞台/登米市伝統継承館」で日本建築学会賞受賞。その後「水/ガラス」(1995)、「石の美術館」(2000)「馬頭広重美術館」(2000)等の作品に対し、海外からの受賞も数多い。2010年「根津美術館」で毎日芸術賞。近作に「歌舞伎座」(2013)、ブザンソン芸術文化センター(2013)、FRACマルセイユ(2013)、近年のコンペ受賞作にV&A at Dundee(2017年竣工予定)等。著書に、『小さな建築』(岩波書店)、『建築家、走る』(新潮社)、『僕の場所』(大和書房)など。都市再生機構の東雲キャナルコートCODAN3街区において、光と風が入り込む爽快なアトリウムが都市生活に潤いをもたらす空間づくりの設計に携わっている。公式サイト: kkaa.co.jp

佐藤 可士和   Kashiwa Sato プロジェクトディレクター / クリエイティブディレクター / SAMURAI 代表

佐藤 可士和   Kashiwa Sato プロジェクトディレクター / クリエイティブディレクター / SAMURAI 代表

佐藤 可士和佐藤 可士和

佐藤 可士和   Kashiwa Sato プロジェクトディレクター / クリエイティブディレクター / SAMURAI 代表

博報堂を経てSAMURAI設立。ブランド戦略のトータルプロデューサーとして、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発まで、強力なクリエイティビティによる一気通貫した仕事は、多方面より高い評価を得ている。グローバル社会に新しい視点を提示する、日本を代表するクリエーター。主な仕事にユニクロ、セブンイレブン、楽天、今治タオル、三井物産、ヤンマーのブランディングプロジェクト、ふじようちえん、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュース、国立新美術館、東京都交響楽団のシンボルマークデザインなど。著書にベストセラーの「佐藤可士和の超整理術」をはじめ「聞き上手話し上手」、「佐藤可士和の打ち合わせ」など。慶應義塾大学特別招聘教授、多摩美術大学客員教授。公式サイト: kashiwasato.com

UR都市機構   プロジェクトプロデュース

UR都市機構   プロジェクトプロデュース

UR都市機構UR都市機構

UR都市機構   プロジェクトプロデュース

独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は、民間活力を活かし、人々の生活やコミュニティの場として、人が輝く舞台となる美しく安全で快適なまちをプロデュースします。公式サイト: www.ur-net.go.jp/

CONCEPT

団地の未来プロジェクト、はじまる。団地の未来プロジェクト、はじまる。

団地の未来を描く。それは、社会の豊かな未来像を描くことでもあります。
40年以上の歴史を持つ団地の価値を、精緻に見つめ直し、磨いていく。そして、新しい時代の輝きを与えていく。
団地の未来プロジェクトは、人々の生活の変化を感じ取り、課題とアイデアを見つけながら一歩ずつ団地の価値を上げ、
未来の住まい方と地域のあり方を創造する、社会貢献の視点を持ったプロジェクトです。
個としての団地の再整備から、開かれたまちづくりへ。
かつて魅力的な文化を発信した団地に、今という時代の新しいアイデアを注ぐことで、
既存団地の再活性という日本全体が抱える課題に対してひとつの未来を描き、
新しい住まい方を具現化していきます。

ロゴ・コンセプトロゴ・コンセプト

団地の「団」をモチーフに、良いアイデアをひとつずつプラスし、そこから広がる団地の未来を表現したプロジェクトのシンボルマーク。
四隅の角を丸くしたアイコンは、既存の枠組みにとらわれないやわらかな着想から創造される新たな可能性を象徴しています。

これまでの経緯これまでの経緯

「ルネッサンス in 洋光台」から、「団地の未来プロジェクト」へ。

「ルネッサンス in 洋光台」は、URが培ってきた都市・住環境技術やまちづくりのノウハウを活用し、
日本の“団地の再生”に取り組む「21世紀モデルプロジェクト」のひとつとして、2011年12月にスタートしました。
神奈川県・横浜市の洋光台団地を、建設後40年以上経過した“郊外型ストック”再生のモデルエリアとして選定、
団地の再整備・再活性を核として、地域全体と連携した次世代のまちづくりを目標に取り組んできました、
ここでは、隈研吾氏や佐藤可士和氏をはじめ各界の有識者による提言の場である「アドバイザー会議」と、
地元関係者・行政との協議の場である「エリア会議」という2つのディスカッションが両輪で行われ、さまざまな成果を上げてきました。

そして2015年、これまでの成果や、継続して議論されてきた検討事項を踏まえ、
団地の再生を日本の住環境における本質的な課題として捉え直し、
未来の豊かな住まい方や地域のあり方を創造し、
ひとつずつ具現化していく、「団地の未来プロジェクト」が始動します。

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